【Bリーグ】島根スサノオマジックの強さは終盤のディフェンスにあった
こんにちは。ダルマです。
島根スサノオマジックが出場するプレーオフセミファイナルは、5月13日(土)、14日(日)の2日間、スサノオマジックのホームアリーナである松江市総合体育館で開催されます。私は残念ながら観戦できませんが(でも、ファイナルは観に行きます!)、観戦できる方は是非とも最短B1を狙うスサノオマジックを現地で応援をお願いします。
【#プレーオフ試合情報】プレーオフ当日は、当日券販売開始:9:00、先行入場:9:30となっております‼️当日の試合情報はこちら▶https://t.co/Uv9fRfCDJI pic.twitter.com/3ULXUi1Ldl
— 島根スサノオマジック (@susanoo_m) 2017年5月2日
さて、そんなスサマジについて感じていた
「スサマジは終盤に強い」
というのを今回調べてみました。すると驚愕の事実が分かりました!!
データの整理
データは「Basketballnavi.DB」から持ってきました。このサイトですが、細かくデータが整理されており素晴らしいです。
メニューの「Bリーグチーム一覧」から各チームのスタッツを見ることができますので、その中にある「今シーズン 得失点傾向 (OT除く)」のデータを手でスプレッドシートに打ち込みました。ちなみに、データは2017年5月1日現在のものです。また手打ちなので間違っている可能性もあるので、その点はご了承ください。
4Qにディフェンスが覚醒するスサマジ
データを集計してみました。
Bリーグの得失点傾向
両リーグとも、前半よりも後半に得点が入る傾向にあることが分かります。
B1の方がB2より得点が入っているイメージを勝手に持っていたんですが、それほどでもないですね。
得点傾向(島根・広島・熊本)
B2リーグ西地区の3強、島根、広島、熊本の3チームを比較してみました。
得点力は3チームとも差がありませんが、熊本が2Qで得点が大きく落ちているのが分かります。逆に広島は2Qからエンジンがかかってきている感じですね。
失点傾向(島根・広島・熊本)
注目すべきは失点数です。スサノオマジックの失点数は他チームと比べて少ないのが分かります。3Qで失点数が増えるものの、4Qでは1Q並みに失点が少なくなっています。
得失点傾向(島根・広島・熊本)
西地区上位3チームなのでいずれも失点より得点の方が上回っています。スサノオマジックは4Qに一気に得点差を拡げていることが分かります。これがスサノオマジックが終盤に強いという印象の要因だと考えます。
島根のようなチームはBリーグにはいない
前述のように、Bリーグ全体として、B1もB2も終盤にかけて得点が伸びる傾向にあります。裏を返せば、失点が増えているということ。にも関わらず、スサノオマジックは失点が減っています。同じような傾向のクラブは他にもあるのでしょうか?
3Qから4Qにかけて失点数が1点以上減っているクラブは4クラブありました。
- 新潟アルビレックスBB(B1) -1.0
- 琉球ゴールデンキングス(B1) -1.1
- 京都ハンナリーズ(B1) -1.4
- 島根スサノオマジック(B2) -2.7 ←ダントツ!!!
スサノオマジック以外は全てB1クラブです。スサノオマジックの-2.7という数字は圧倒的に高い数字です。
つまり、終盤に強いスサノオマジックという印象はドンドン得点を積み重ねるわけではなく、ディフェンスに集中し相手に得点させないところからくるものだったということです。疲れが出てくる終盤でのこの数字はお世辞抜きに凄いと思います。
この粘り強いディフェンスで、プレーオフを勝ち上がり「最短B1昇格」と「B2優勝」を成し遂げて欲しいです。